最近メディアにもよく登場する「チバニアン」という言葉。実はまだ正式に認定されてい
るわけではなく、国際地質科学連合の専門部会によります3段階の審査を経て認められれ
ば採用になります。
地質学では約46億年の地球の歴史を気候や生態系の変化に応じ115に区分しており、
各時代を代表する地層を一ヵ所選び、その年代名を決めております。有名なところでは中
世代の「ジュラ紀」、ジュラシックパークでおなじみの恐竜の時代、この地層が保たれて
いると認定されているのがスイスなどのジュラ山脈にちなみ命名されております。
実は115の区分の一つ約77万~12万6千年前の区分には該当する地層がなく、名前
もありませんでした。しかし、千葉県市原市にある地層の鉱物を確認したところこの区分
に合致する特徴が認められ現在審査中という事です。この時代に地磁気の逆転が起こった
ことが解っており、市原市の地層にこの痕跡「千葉セッション」がありました。これにラ
テン語の「千葉時代」という意味の「チバニアン」という名前を付け申請しているという
事です。
でもこれには競合がおりどちらの国の申請が認められるか競い合っております。相手チー
ムはイタリア、3段階の審査を通過したチームの勝ちとなります。
115の歴史区分に初めての日本名が採用されるととても嬉しいですね。
応援宜しくお願いいたします。